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『日本人の底力』を聞いて 客人:東京大学医学部付属病院放射線科 准教授 中川恵一さん

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 本日の客人は、『死を忘れた日本人』を書かれた東京大学医学部付属病院放射線科 准教授 中川恵一さんでした。

癌と死ぬということを元気なうちから少し考えた方が、それぞれの死が豊かになる。

老衰、つまり年をとって全てが衰え、有限である細胞が少しずつ死んでゆき、最後にぼとりと死が訪れる、ということが自然な死の形である。生まれてきた生き物はすべて死ぬ。だから死が怖いものにできているはずがない。

医療はうまく使ってゆくべきものである。癌は治っても死は必ず来る。ときおり死について考え、死を前提として今どうやって生きるかを考えることが望ましい。苦しんでいる病人を助ける一方で、死が自然の形の中に組み込んできれるように啓蒙活動を進めてゆく。







寝坊してしまって、後半の10分間しか聞けませんでしたが、とても興味深い内容でした。死は怖いもの、というのは何の疑問も持たずに理解していたことでした。しかし、死が怖いものではないとしたら、死を前向きに考えてそれまでの人生設計をしっかりと考えることは、生きている時間をより有益に使えることは間違いないでしょう。いわゆる自己啓発本に良く書かれている内容とも共通する考え方だと思います。死から逃げるのではなく、死を前提として恐怖感を持たずに冷静に人生を考える、是非私自身やってみたいものだと思いました。











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