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地球温暖化の原因として何が考えられるのか?

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地球がなぜ温暖化するのか、その原因について様々な学説があるようです。

 参考図書 : 「地球温暖化」論に騙されるな!


(1) 太陽の活動度
(2) 地球磁場と宇宙線
(3) 火山の噴火
(4) 地球の軌道
(5) 温暖化ガス

(1) 太陽の活動度

当たり前の話ですが、地球は太陽に温められています。太陽が活発に活動すると放射するエネルギーが増え、地球は暖かくなります。逆に、太陽の活動が鈍くなると、地球は寒くなります。したがって、太陽の活動度は地球の温暖化に直接影響を及ぼす原因となります。太陽に”黒点”という黒いシミのようなものがあることは皆さんご存知だと思いますが、この黒点というのは太陽内部のエネルギーが外部へ噴出す出口であり、太陽の活動度が高くなると、黒点の数が増えることになります。

太陽黒点の数と地球の平均気温の間には、これまでの研究結果によると、おおむね比例関係があります。また、過去100年間に観測された黒点数は、それ以前と比較して多く、太陽の活動度が高かったことがわかっています。そのため、近年の地球温暖化の一因である可能性が考えられます。

ちなみに、2000年以降、太陽の黒点数は減少しており、活動度は低下しているようであり、今後地球の寒冷化を招く可能性があります。

(2) 地球磁場と宇宙線

気温と関係なさそうな地球磁場ですが、宇宙線を介して地球温暖化へ影響を与えています。宇宙線とは、宇宙を飛び交う高エネルギーの放射線のことです。物騒な話ですが、宇宙空間には、太陽や他の星が放出する宇宙線が飛び交っており、地球では磁場がバリアとなっていて、地表面に大量の宇宙線が降り注ぐことがない仕組みになっています。また、宇宙線が大気へ飛び込むと、雲の量が増えると言われています。つまり、地球の磁場が弱くなると、地表面に降り注ぐ宇宙線が増えて雲の量が増加し、太陽光を反射して、地球は冷えることになります。逆に、地球の磁場が弱くなると、地表面に降り注ぐ宇宙線が減って雲の量が減り、地表が吸収する太陽光が増えて、地球は温まることになります。

宇宙線が雲を増やす、という点については、参考図書の中でも明確な根拠はなく、私自身納得できていません。しかし、炭素同位体を用いた過去数百年に渡る地球へ降り注いだ宇宙線量の調査結果によると、江戸時代の寒冷化した時期と宇宙線が多い時期が関連しており、地球温暖化の影響する可能性がある一因だと思われます。雲の量は、地球全体で1%増えると、地球の平均気温が1度下がると言われており、その影響はかなり大きいようです。

ちなみに、地球磁場は弱まりつつあります。そのペースは1000年後には磁場が消失してしまう程度の速度ということであり、いつ増大するかはわかりませんが、現時点では寒冷化を招く可能性があります。

(3) 火山の噴火

火山の噴火により、細かな塵などが大気中に漂うことにより、地上へ降り注ぐ太陽光が減り、地球の平均気温を下げる原因となります。

(4) 地球の軌道

私はこの本で初めて知ったのですが、ミランコヴィッチ・サイクルというものがあります。

地球は太陽の周りを公転していますが、その軌道は太陽系内の大型惑星である木星、土星の引力の影響を受けて変化しており、太陽からの距離が遠ざかれば寒くなり、近づけは暖かくなります。また、地球は太陽に対して傾いて自転していますが、この傾きが数万年周期で変動しており、陸地の多い北半球が太陽に近づけば暖かくなり、遠ざかれば寒くなります。これらの組み合わせで、数万年周期の温度サイクルが発生するという学説です。

計算が非常に難しく、近年になってようやくその正しさが検証されたとのことです。

ちなみに、今後は北半球が太陽から遠ざかる傾向にあり、地球の平均気温を下げる原因となります。

(5) 温暖化ガス

地球の大気には、酸素、窒素が99%を占めますが、これらには温暖化の効果はありません。大気中の成分のうち、二酸化炭素とメタンのみ、温暖化効果を持ちます。これらの成分がなければ、地球の平均気温は-18度くらいだと推測されており、生物が生息できる環境を維持するためには重要な成分です。

二酸化炭素の大気中の割合は0.04%(=350ppm)(体積比)であり、とても貴重な成分です。近年二酸化炭素が急激に増えていると言われていますが、その率は年間の増加量は1ppm程度(=0.0001%)です。

その量が微量であるところから、二酸化炭素の増加が温暖化の主要な原因とは素直には理解できないように思えます。IPCCの報告でも、「可能性が高い」という表現となっており、断定できるレベルではないようです。

ちなみに、温暖化の要因の中で、唯一今後の平均気温を押し上げる原因となります。近い将来に地球が寒冷化する、という説は、上記(1)~(5)の影響度と今後のトレンドから考えられたものです。こちらの方が真実味があると思えるのは、私だけでしょうか?



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